犬がストレスで下痢になった時にはどうする?

現代はストレス社会と言いますが、それは犬たちも同様です。

様々なストレスを抱えていますが、言葉に出せない分、発散できなかったストレスを「吠えたり」「いたずらをしたり」「自分の体を舐めたり、噛んだり」様々なことで発散させています。

それでもたまってしまったストレスは「下痢」や「嘔吐」などの体調不良の原因になることもあります。

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ストレスとは?

まず、ストレスとは何でしょうか?
よく「ストレスがかかる」「ストレスがたまる」など言いますが、ストレスとはどのようなものをいうのでしょうか?

ストレスの定義

ストレスは、精神的、肉体的、環境的など生きていくうえで自分の体や精神にかかるプレッシャーやその時に感じる感覚のことを言います。
ストレスのもとになるものをストレッサーと言います。

ストレッサー

ストレスの原因になるものをストレッサーと言いますが、その種類からいくつかに分類されます。
犬にとってのストレスを具体的に上げてみると、

  • ホテル
  • 動物病院
  • 新しく犬や猫が同居した
  • 家族構成が変わった
  • 引っ越し
  • 花火や雷、ひどく降る雨音
  • 運動不足

 このようなことがストレスになっていることが多いでしょう。

ストレスは自律神経に影響を与えます

ストレスがかかると体の様々な部分に影響が出ますが、特に自律神経系について取り上げます。

自律神経とは

体の中には様々な働きをする神経があり、この神経がネットワークでつながり体のコントロールをしています。
この神経系の中に「自律神経」と呼ばれる神経があり、「交感神経」と「副交感神経」で構成されています。自律神経はその名の通り、自分の意思とは関係なく働く神経で命の維持に関係する部分をコントロールしています。
交感神経は活発に働く方向性を支配し、副交感神経は休む方向性を支配し、お互いを監視しあうように働いています。

交感神経の働きには次のようなものがあります。

  • 呼吸や心臓の働きが速くなる
  • 血圧の上昇
  • 胃腸の働きを抑制する
  • 瞳孔が広がる

副交感神経の働きには以下のようなものがあります。

  • 呼吸や心臓の働きが遅くなる
  • 血圧が下がる
  • 胃腸の働きが活発になる
  • 瞳孔が閉まる

ストレスがかかるとなぜ下痢になるのか?

ストレスがかかりすぎると以上に挙げたような自分の意思ではコントロールできない自律神経の働きが乱れます。
ストレスがかかり交感神経系が過度に緊張してしまうと腸の動きを抑制し「便秘」になります。
副交感神経系が過度に緊張すると腸の動きを促進し下痢になってしまいます。

腸は、「第二の脳」と言われるほど神経細胞がたくさんある臓器です。
神経細胞は脳と関連しているので、脳がストレスを感じると直接その刺激を感じ取ります。

犬が何らかのことでストレスを頭で感じとると、腸に影響を与え「下痢」「便秘」「腹痛」のを引き起こすのはこのような仕組みがあるからです。

犬のストレス

犬にとって事情の分からない環境の変化や欲求不満がストレスになります。

犬と人の間では言葉が通じない場面が多いので、お互いを思いやることが減っていくと、すれ違いが始まります。
お散歩に行っていたのに行かなくなる、声をかける回数が減った、怒られてばかりなどの家庭内での変化は人の事情が分かりにくい犬にとっては大きなストレスになります。

ホテルに預けられることで、知らない場所・人・臭い・音などに対してストレスを感じるでしょう。
なぜそこにいるのか、いつもの場所に帰れるのか、そのような事情が分かればよいのですが、残念ながら犬たちにはわかりません。

他にも、病院に来ると嫌なことをされると思い緊張から嘔吐・下痢になったり、過度の興奮から下痢を起こすこともあります。

ストレスに対する耐性は平等に備わっているわけではなく、個人差があります。ストレスの量は同じでもそれに対しての受け止め方は千差万別です。急な環境変化は人が思う以上に犬のストレスになるのです。

ストレスから下痢をしてしまった時の対処法

ストレスの原因がわかっているならばストレスの原因を取り除くのが一番です。
 ストレスの原因別に対処法を考えてみましょう。

環境が変わった

  • ホテルに預けられた。
  • 引っ越しをした。
  • 家族構成が変わった。

このように環境が変わることで下痢を起こすことがあります。
ホテルの場合にはホテルから帰ることで環境は元に戻ります。また、引っ越しをした場合はしばらく探検したりして確認が済み安心できると判断すれば一過性の下痢で体調は戻るはずです。

問題なのは、家族構成が変わる場合です。
就職や進学、結婚などで大好きな飼い主さんが家を出てしまったり、反対に結婚や出産で家族が増えるなど様々なケースがあります。

個人差がありますがこのような環境の変化に対応しにくい犬の場合、下痢をしたり、体調不良を起こしたり、怒りっぽくなったりということが起こります。

下痢止めを飲んで、良くなっても、このような下痢の原因は自律神経の問題です。どうしても繰り返します。

居場所が見つからない様子でうろうろしているのであれば、ゆっくり寄り添ってあげる、声をかけてあげるなど気持ち面で支えていく必要があります。

新入りの動物が来た

一人っ子だった状態で、もう一匹犬がやってきた。仲良くしてくれればよいのですが、犬にも相性があるのでいつもうまくいくとは限りません。このようなケースで体調を崩しやすいのは先輩の犬のほうが多いのです。

ずっと大好きな飼い主さんを独り占めしていたのに、愛情を横取りされると感じてしまう場合があります。
戸惑う気持ちが体調にも影響し、食欲不振や嘔吐下痢になってしまうこともしばしばです。
この場合、下痢止めを飲んでも気持ちの問題が原因なので、なかなかすっきり治らないことが多いです。

初対面の時には、新しい子をキャリーに入れて対面させることも侵入者という印象を持たれなくてよいかもしれません。
先住犬のいる部屋や家はその子の縄張りです。そこに新しい犬が入るということは犬にとっては縄張り荒らしが入ってきたのと同じです。

他には順番に気を付けてください。
名前を呼ぶ順番、ご飯をあげる順番、お散歩のリードを付ける順番など人と犬がかかわる場面がありますが、必ず先住犬を先にしてください。

少しのコツで、新しい犬を仲間として受け入れる、先輩らしくしてくれると思います。
気持ちのケアもしながら、どうしても下痢や嘔吐などが良化しない場合には薬の治療や食べ物の工夫も必要になります。

では、ストレスから起こる下痢の場合、食事はどのようにすればよいでしょうか?

ストレス性の下痢の時の食事

ストレスから起こる下痢は、腸に張り巡らされた神経が過敏に反応していることから起こります。
このような時には腸を刺激するような食事は避けましょう。

  • 脂肪の多いもの
  • 繊維の多いもの
  • 冷たい水
  • 回の食事量が多い
  • 食べなれないものを急に食べる
  • 消化に悪いもの

何かを食べたり飲んだりすると、腸が動き消化活動を始めます。それにともなって神経も刺激されます。
腸は消化酵素と食べたものをかき混ぜるように攪拌したり、肛門のほうへ移動させるように動いています。腸の動きが活発になりすぎると食べたものが消化・分解・吸収されないままどんどん送り出されて粥状の便のまま排泄されてしまいます。

また、1回に食べる量が多いと腸に刺激を与えますので、1日に必要な食事量を2回ではなく3~4回に分けるのもよいでしょう。
冷たい水は刺激になります。できればぬるま湯を少しずつ飲ませるようにしましょう。

あまりにも下痢がひどい時には、絶食または量を半分程度にして腸を休ませることでいったん下痢が落ち着くこともあります。しかし、ストレス性の下痢はストレスの原因に対処していかないとすっきり治らず繰り返す傾向が強いです。

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まとめ

犬も人と同様にストレスを感じます。言葉で伝えることができないため、態度の変化や体調の変化でくみ取ってあげる必要があると思います。
ストレス性の下痢の場合の対処は、以下のようにしていきましょう。

  • 薬を飲んで腸の動きを整える
  • ストレスを回避し、安心感を与える
  • 食事を減らす、絶食する、
  • 冷たい水は控え、ぬるま湯を少しずつ上げるようにする